学会長講演

明日への約束

講師:江草典政(第39回中国ブロック理学療法士学会 学会長/島根大学医学部附属病院)

本学会の位置付けやテーマとその背景について参加者の皆さんと共有しながら、学術大会の2日間を過ごすためのマインドセットを共有します。また、一般的な講演形式ではなく、1人1人が変革の当事者として行動できるように”問い”を立てていく時間を創ります。


特別講演

リハビリテーション - 人が生きることをめぐる旅 -

座長:小川昌(かつべ整形外科医院)
講師:森岡周(畿央大学)
カリキュラムコード:区分1 1 プロフェッショナリズム

 森岡先生には本講演を通じて、“社会に生きていく、人のリハビリテーション”とは何かについて、これまで科学者、臨床家、また1人のプロフェッショナルとして歩んでいらっしゃった立場からその考えをご講演いただきます。
 この時間を通じて、あらためて私たちが従事している「リハビリテーション」についてその本質を一緒に考えはじめる時間としたいと考えています。同時に、第一線で走り続けてきた森岡先生の思考に触れることで、参加者1人1人の未来へのコミットメントを揺さぶります。


基調講演

未来のために“今”を捉える〜オープンデータを活用した地域分析の手法と求められる人材〜

座長:嘉田将典(飯南町保健福祉課 地域包括支援センター)
講師:神戸翼(永生総合研究所)
カリキュラムコード:区分1 19 理学療法政策

明日を紡ぐためには「今」を丁寧に分析し、課題を解像度高く理解することが重要です。その中で、社会を紐解く第一歩として”データ”をどのように紐解くのか、実際に政策立案の分野で第一線で活躍されている神戸先生にお話をいただきます。


教育講演 回復への難所に対峙する

I:運動器の痛みの臨床課題と実践のアイディア

司会:山科俊輔(島根大学医学部 環境保健医学講座)
講師:平川善之(福岡リハビリテーション病院)
カリキュラムコード:区分7 96 疼痛に対する理学療法

Ⅱ:脳卒中領域の臨床課題と実践のアイディア

座長:飯田祐輝(島根県立中央病院)
講師:佐々木翔太(島根大学医学部附属病院)
カリキュラムコード:区分6 74 中枢神経疾患

Ⅲ:循環器領域の臨床課題と実践のアイディア

座長:須山朋子(松江赤十字病院)
講師:安藤可織(岡山赤十字病院)
カリキュラムコード:区分8 101 循環障害

理学療法士において、その価値が最も発揮されやすいのは臨床の現場です。しかしながら、臨床においては多くの難所を経験します。運動器の傷みや、重症脳卒中における機能回復、内部障害における運動負荷と日常生活の両立、そして患者さん自身のセルフケアの獲得など短所は多岐に渡ります。そのような中で、難所に対峙しながら様々な工夫を凝らして臨床を進める根気やアイディアを学ぶことは臨床に向き合う上で非常に重要であると考えています。本セッションでは、そのような臨床における課題や、実践へのアイディアを経験ベースでお話いただくとともに、どのように学術などを参照しながら対峙していくかについて3名の先生の臨床観から学ぶ時間とします。


シンポジウムⅠ

地域の暮らしを育むヒント〜「繋ぐ」ことへの新たな提案〜

座長:野村道徳(益田地域医療センター医師会病院)
講師:

  1. 田中輝美(島根県立大学)
  2. 橋本康太(暮らり)
  3. 岡村健司(リハプランいずも合同会社)

カリキュラムコード:区分1 7 地域リハビリテーション

理学療法、リハビリテーションの究極のゴールは1人1人が地域の中で「幸せに暮らす」ことに他なりません。しかし、その幸せが成立する要素は多面的、多層的であり一次方程式のような単純なモデルでは示す事が出来ません。そのような中でも、人と人との関わりや機会、社会との繋がりは地域に存在する様々な難所を人同士が補完し合い、乗り越えていく強力なものだと考えています。本セッションでは、地域で人々が暮らしを育むために必要なヒント、そして理学療法士ができることを実践者の皆さんからご提案いただき議論を深めていきます。


シンポジウムⅡ

未来へ歩み続ける理学療法士の育成〜プロフェッショナルが育つ培養地をどう作るか?〜

座長:藤丘政明(島根県立中央病院)
講師:

  1. 平井智也(広島大学病院)
  2. 和田崇(鳥取大学医学部附属病院)
  3. 水野博彰(下関市立市民病院)

カリキュラムコード:区分3 159 スタッフ教育と教育システム

理学療法士が社会にその価値を届けるためには、人材育成が重要であることは言うまでもありません。しかし、生涯学習制度や、教育システムを基盤とした一方向的な教育(知識があるものが無いものに教える)だけでは、プロフェッショナルを育成する学びは成立しません。組織やチームの中で、学び合い成長し合える風土を生み出すためにどんなことができるのか、本セッションを通じて中国ブロックの各地で学びの実験アイディアを創出します。


基幹シンポジウム(仮)

私たちの明日への約束

座長:江草典政(第39回中国ブロック理学療法士学会 学会長)
講師:

  1. 各県士会推薦者(Next Generations 5名)
  2. 甲田宗嗣(中国ブロック理学療法士会 代表会長)
  3. 斉藤秀之(日本理学療法士協会 会長)
  4. 山根一人(日本理学療法士連盟 会長)

カリキュラムコード:区分13 160 コーチング・ファシリテーション

 本プログラムは、学術大会の最終セッションとして位置付け、”Think grobal Act Localy”をコンセプトにリハビリテーションや理学療法の課題だけでなく、「明日(これから)」について、ディスカッションを進めます。シンポジスト・ディスカッサントには、各県から選出されたNext generationを担う方々や、業界のリーダーを迎え大会長がファシリテートします。
 そして何よりこのセッションでは、参加者1人1人が「わたくしごと」の明日の約束が見つけられるような時間を創り出します。ぜひ最後までご参加下さい。


Pros Cons

人が育つために必要なこと〜熱量 VS 理論〜

司会:森山智博(飯南病院)
講師:

  1. 岩本義隆(広島大学病院)
  2. 小原謙一(川崎医療福祉大学)
  3. 石田修平(島根大学医学部附属病院)
  4. 福島卓(松江総合医療専門学校)

カリキュラムコード:区分2 24 信頼関係の構築と協働作業の実践

明日を創り出す理学療法士を生み出すためには人を育てていくことが重要です。その際に必要なのは指導者や環境が創り出す「熱量」でしょうか、それとも仕組みや学術背景といった「理論」でしょうか。Pros & Consのセッションにおいては意図的に構造化したディベート方式を採用し、それぞれの立場から意見を交わします。また、昨今は意見を対立軸からぶつけるという機会はそう多くなく対立を避ける傾向にありますが、学術大会の場で、異なる立場からの意見がぶつかることによってより深い事象の理解が得られることを皆さんと体感的に学び、地域でまた職場での議論を生み出すきっかけとします。


モーニングセミナー 理学療法士の仕事のTips

Ⅰ:理学療法士が仕事に活かす生成AI講座

座長:嘉本侑馬(雲南市立病院)
講師:大森貴志(ケアプロ訪問看護ステーション島根)
カリキュラムコード:区分12 143 ICT・AIと理学療法

臨床で活用できる論文検索の考え方・テクニック

座長:佐藤慎也(島根大学医学部附属病院)
講師:池田朋大(岡山大学病院)
カリキュラムコード:区分3-48 研究法

 本セッションでは、理学療法士が仕事をする上で学んでおきたいTipsをカジュアルに学ぶ事ができるセッションを予定しています。仕事を進める上でちょっとした工夫、アイディアがあることで仕事の内容が豊かになることは多く経験しますが、こうした様々なアイディアは現場ではなかなか学びにくいのが実情です。リラックスした形でインスピレーションの湧く時間を創ります。


プレセミナー 私への約束

Ⅰ:患者と共に前進するナラティブアプローチのすゝめ

座長:岡村凌(益田地域医療センター医師会病院)
講師①:田中祐介(邑智病院)
カリキュラムコード:区分3-34 治療者-患者関係とコミュニケーション

Ⅱ:患者と共に前進する実践的研究のすゝめ

講師②:谷内涼馬(松江医療センター)
座長:西川準(松江医療センター)
カリキュラムコード:区分3-36 臨床問題解決のプロセス

プレセミナーは、学会本大会に繋がるイントロダクションとしての位置づけとし、講師自身の歩みや取り組みから、”アクション”を感じる時間にします。皆さん自身の課題意識や取り組みを見つめ直す時間にぜひご活用下さい。


一般演題発表

・演題募集期間:2026年2月2日(月)〜2026年4月12日(日)

・演題内訳

 - 口述発表:48演題(8セッション・セレクション含)

- ポスター発表:40演題

 ※演題数に応じて第4会場(601)に演題プログラムを追加


ハンズオンセミナー

島根県内または中国ブロック圏内企業 4〜5社による機器を用いたハンズオンセミナー

  • 公募時期:2026年1月〜2月
  • 実施日時:2026年8月30日(日)昼休憩
  • 方法:公募

従来の機器展示に加えて、実際に参加者が実機に触れることによって臨床を1歩前へ進めることを目的とした体験型のミニセミナーを用意します。